人生のひろいもの、あれこれ

音楽にファッション、ワイン、ハラスメントに至るまで

不味くて憂鬱になる「ロカボ」

f:id:mercu:20201129135749j:plain 私の血圧、コレステロール値、血糖値は、いずれも高い。先日の検診の結果は血圧133-90、総コレステロール227、空腹時血糖値94。薬を服用するほど深刻な人からすれば、たいした数値ではないかも知れない。しかし私は生活習慣病にこれまで全く縁が無かった。やはり不安になってしまう。最近よく頭痛が起こるのはそのせいか。

 何がいけなかったんだろう。週末には買い出しがてら、よく外食する(一人飯です、念のため)。パンや麺類、乳製品が好きなので、ピザやパスタ、卵を乗せたチーズカレーなど。懐に余裕があれば、それに加えてビールやワインを飲む。でも不健康な外食は週に一度、それだけだ。他の日は栄養のバランスをきちんと考えて食べている。

 世は機能性食品が花盛りである。ロカボ(低糖質)がブームらしい。無印良品だってロカボスイーツを売っている。どれもカロリーが低い。

「こんなの美味しいわけない。でも・・(不安)」

 こういうの、食べてみようかな・・美味しかったら続けてもいい・・。怖いもの見たさに近い気持ちで、スーパーで食パンとレモンケーキを買ってみた。

 食パンはいつものように温めてバターを少し塗って食べた。生地がもろい。グルテンが少ないせいなのか、こしがない。正直、不味い。翌日はハムとチーズ、玉ねぎを挟んでサンドイッチを作り、仕事に持って行った。昼にはパンが玉ねぎの水分を吸い、ぐっしょりと湿っていた。頬張ると上あごにくっつき、飲み物で洗い流すようにして飲み込んだ。もう食べたくない。アーモンド粉の配合を増やしたレモンケーキは甘味が感じられず、油分まで減らしているのか生地はパサついていた。ざらざらした食感。蜂蜜をかけたら美味しくなるかも知れないと思ったが、それでは低糖質にならない。

 パンとケーキはそれぞれ別メーカーの製品だった。いずれも不味いと感じたのだから、多分、ロカボはこういうものなのだ。

 グルテンフリーの食習慣に努めておられる方が意識高い系に多いようだ。パスタを千切りにしたズッキーニに替えたりするそうな。そんな食事、楽しいんだろうか。若くて健康なら、当たり前のものを食べればいいのに。私は日々の食事が美味しくないと幸福感が得られないのだが。それとも、もっと幸福感を得られるものが他にあるから、彼らは節制して身体を労わっているんだろうか。ならば私は「お恥ずかしい限りでございます」と頭を下げるしかない。